東北・療養ツーリング(4)

観光ガイドを眺めて決めた「遠野」を目指し
07:45、青空の下、出発。

R107で、東北を横断。
途中、朽ち果てた藁葺き小屋が
そこはかとない哀愁を誘う。

R283に入ると、「猿ヶ岩川」に沿う並木道。
田んぼとのコンビネーションが絶妙。

08:55、道の駅「遠野風の丘」に到着。
しばし休憩。

名物茶屋 とおの村」の団子に目を奪われ、購入。

さっぱりとした甘みで、どれも絶品だが
特に、キメの細やかなゴマだれと
緑の「ずんだ団子」は特筆もの。

Viva ずんだスイーツ!

遠野市を徘徊。

まずは「伝承園」。
農業や蚕の神様、御神体「オシラサマ」が祀られている。

なんでも、馬と恋仲になって亡くなった娘が
父に蚕を残したことから
養蚕の神様として祀られるようになったらしい。

馬とですか、、、

至るところで見かける石碑群。

残され継承されていく歴史を感じる。

馬とですか、、、

本日のメインイベント、「山口の水車小屋」。
今でも現役らしく、元気に回っていた。

***

現存する最後の水車と勝手に脳内変換し
この日のメインイベントにしたが
当然、他にいくらでも存在。

思いこみとは恐ろしいっす。

小高く「遠野」を見渡す「デンデラ野」。

何の名所かも知らず、ノコノコやってくると
丘陵にポツリと佇む、小さな藁葺き小屋。
解説の立て看板を読んで、息を飲む。

、、、姥捨て山ですか。

60歳を過ぎた老人達が、ここに追いやられ
残された人生を集団で過ごしたという。

そして朝には、麓に降り畑仕事を手伝い
夕方には、再び「デンデラ野」に戻っていく。
それは「墓立ち」、「墓上がり」と呼ばれていたらしい。

、、、ネーミング・センス抜群ですな。

なんとも残酷な究極の合理的制度なのだろうと
陰鬱な帰り道となってしまったが
後にググル先生に尋ねてみると
こうした老人達を死者として扱うことで
重税から逃れるための術でもあったらしい。

、、、生活の知恵ですな。

考えてみれば、今の老人ホームも
現代版「デンデラ野」に思えてきた。
それが良い悪いの定規で測るのではなく
生活様式のひとつと捉えるべきことなのかもしれない。


お宅拝見。

ここで薪をくべながら、お茶でも啜りつつ
色々な世間話をしてたのだろう。

、、、結構、楽しそうな気がしてきた。

かつてカッパが棲んでいたという「カッパ淵」。

のどかな小川で、癒し効果は大。
ただ、水深約10cmの現在
カッパがいたら、それはそれで怖い。

この鳥居に、しばし釘付け。

計算され尽くした曲線美と傾き加減は
見る者全ての心に戸惑いをもたらし
異空間に誘うであろう。

、、、ってか、このいい加減っぷりが
見事なほどツボにハマりまくり。

「遠野」を離れ、R283「仙人峠道路」を経由
12:10、「釜石」に到着。

「サン・フィッシュ釜石」内にあった
お食事処「三陸 寺田家」へ。

「三色丼(1,200円)」を頬張りつつ
帰りのルートを選定。

全然決まらないまま、出発。

三陸のリアス式海岸を実感すべく
R45からLR250へ。

、、、ただの峠道なんですが。

ようやく木々の隙間から見えた海岸。
実感できたのか、できないのか。

何故か打ち上げられたボート。

、、、結構、峠の中なんですけど。

予定していたルート先には、黒々とした雨雲。
雨も降ったり止んだりということで
先を急ぐルートに変更。

結局、毎年のように通っている
R343の「ループ橋」を越え、東北道を目指す。

夕方時間帯の「通勤割引」を活用すべく
予定していたとんかつ屋も諦め、ひたすら走る。

結局、時間帯に間に合わず「古川IC」に到着。
そのまま高速へ。

あとは、チンタラと南下。
途中、雨で前が見えなくなったり
疲労で意識を飛ばしつつも
03:35、無事に到着。

本日の走行距離 762キロ。
総走行距離 1917キロ。

***

この旅の一週間後、リアタイヤのパンクが判明。
どうやら旅の途中で、金属片を拾った模様。
結果良ければと思いつつ、冷や汗。

ぼちぼち生きてます。

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