曖昧でしかない爆発的事象

福島原発で「何らかの爆発的事象」 枝野官房長官 : 動画 – 47NEWS (よんななニュース)

政府は12日、東京電力の福島第1原発で起きた爆発について、枝野幸男官房長官は記者会見で、爆発について「原子炉そのものであることは確認されていない が、何らかの爆発的事象があった」と説明。「放射性物質の測定はきちんと行われている。現在の数字は想定される数値の範囲内だ」と述べた。

爆発的事象、初めて聞いた言い回しだ。何かが爆発したのなら爆発したと、なぜ発表しないのだろう?

「不安を煽ったり、逆に必要外に安心感を持って頂いたりということがあってはいけませんので、正確を期して発表させて頂きたいと思います」

会見の中で枝野官房長官はこのように述べている。不安を煽らないために使った言い回しだとしたら、少なくとも自分には逆効果だった。本当はもっと深刻な事態なのに、まどろっこしい言い回しで隠そうとしているのではないかと勘ぐった。

正確を期すると言っているにも関わらず曖昧模糊な表現を用いるのでは、かえって余計な不安や必要外な安心を抱かせてしまうとは思わなかったのだろうか?

追記:

4月3日のGIGAGINEにこんな一文を見つけた。

未臨界量のプルトニウムの塊「デーモン・コア(悪魔のコア)」 – GIGAZINE

ちなみに原発関連では昔から、安全面で問題があるかのような印象を与えるという理由から事故が起きても「事故」とは言わずに「事象」と称してごまかすことが多いことが知られています。

Wikipediaでも事象について言及があった。

原子力事故 – Wikipedia

日本の原子力関連施設では、放射性物質が環境中へ放出されて公衆の健康を害する恐れが生じた場合やそれ以上を「事故」と呼び、そのような状況に至らない施設内での不測の事態は「異常事象」と呼んで区別している[3]

なるほど、どうりで言葉遊びにしか見えなかった訳です。

関連:

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福島第1原発で炉心溶融、国内初 避難拡大、半径20キロ – 47NEWS(よんななニュース)

ぼちぼち生きてます。

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