100万回生きたねこ

佐野洋子さん死去=「100万回生きたねこ」の絵本作家

「100万回生きたねこ」などの作品で知られる絵本作家でエッセイストの佐野洋子(さの・ようこ)さんが5日午前9時54分、乳がんのため東京都杉並区の 病院で死去した。72歳だった。中国・北京生まれ。葬儀は近親者のみで行う。喪主は長男弦(げん)氏。後日、お別れの会を開く。
(2010/11/05 時事)

とても気に入っている本の一冊、「100万回生きたねこ」。

初めて手にしたのは幾つの頃だったのだろう?はっきりとは覚えていないが、物語の内容はずっと鮮明に覚えている。

100万回も死んでは生き返る一匹の猫。自分のことにしか興味の無かった猫は白い猫に恋をして、一緒に生活をするようになる。時が過ぎて年老いた白猫は寿命を迎え、白猫の亡骸を前に猫は100万回泣き続ける。やがて猫は白猫のそばで動かなくなり、二度と生き返ることは無かった。

誰かを好きになるということ、失うことが悲しいこと、好きな白猫のそばで永遠の眠りについた猫はきっと幸せだったこと。とても強い印象を受けた、心に残る数少ない一冊。

大人になった今でも、たまに本屋や図書館で見つけては読み返すほどお気に入りなのだが、恥ずかしながら作者が佐野洋子氏だと訃報で改めて知ったように思う。

どうぞ安らかに。

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