妥協

ビンラディン容疑者、米機テロ未遂で犯行声明 新たな攻撃も示唆
【1月24日 AFP】国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の指導者ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者の音声声明が24日、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラ(Al-Jazeera)で放送され、その中でビンラディン容疑者は、前年12月25日の米ノースウエスト(Northwest Airlines)機爆破未遂事件への関与を認め、さらに、米国を標的とした新たな攻撃を行うと警告した。
(2010/01/24 AFP)

犯行声明について、本物だというところもあれば偽物だというところもあり、真偽のほどは定かではない。その点はさておき、声明には「パレスチナの安全が実現しない限り、米国の安全を夢見るべきではない」と、パレスチナ問題と絡めて新たな攻撃の可能性を警告している。これについては、アルジャジーラのサイトが詳しい。

Bin Laden warns US of more attacks
Osama bin Laden has warned Barack Obama, the US president, that there will be further attacks on the United States unless he takes steps to resolve the Palestinian situation.
(2010/01/25 Al Jazeera)

アメリカは空虚な正当化だと、すぐにこの声明を切り捨てた。またイギリス系パレスチナ人の政治アナリストAzzam Tamimi氏もアルカーイダはイスラム社会の賛同を得られずにおり、パレスチナ問題に絡めるといった古い戦略に立ち返ったのでは、と語る(ちなみに、彼は京大や名大で客員教授を勤めた経歴の持ち主らしい)。さらに、ハマスのスポークスマンは、パレスチナにとっての敵はイスラエルである、と言及している。このように、アルカーイダはイスラム社会で孤立していると、アルジャジーラの記事から伝わってくる。

個人的には声明の中で、特に気になったのがこの言葉。
“If it was possible to carry our messages to you by words we wouldn’t have carried them to you by planes.”

妥協の余地

パレスチナ問題に絡められてしまう以上、この問題を解決していかないといけない。

アルカーイダについては、下記の小論が参考になる。

 

【宮家邦彦のWorld Watch】進化するアルカーイダ
昨年のクリスマスに再び米旅客機を狙ったテロ未遂事件が発生した。やはり「国際テロ組織」アルカーイダの仕業だった。「またか」という気持ちと「なぜ米軍と9年間戦っても滅びないのか」との思いが心の中で交錯する。今回はこの素朴な疑問に答える「不都合な真実」をご紹介したい。
(2010/01/25 産経新聞)

研究では、テロリズムを武力で解決できた事例はほとんどない。まして、組織といえるかどうかも分からないアルカーイダを、全て潰すことなどできるのだろうか。潰すことよりも、機能不全に陥らせるべきではないか。そのためには、彼らに対する支持を失わせることである。それと同時に必要なのは、軍事力ではなく警察力である。

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