侵入者

人生が走馬灯のように駆け巡った日。

夕刻、部屋の呼び鈴。
何かの勧誘と思い、そのまま無視。
普段ならすぐに諦めるところが、今度はドアを叩き始める。

まだ借金取りに追われる理由はないんですが、、、

やけに元気にドアが叩かれるが
今更出るわけにもいかず、完全に居留守モード。

突然、部屋の電話が鳴り響く。
部屋の電話を知ってる者は、限りなくゼロに近いため
この辺りで、頭の中が混乱。
さらに追い討ちをかけるように、携帯まで鳴り響く。

、、、追い詰められ過ぎです。

こうなったら、意地でも出ないつもりで息を潜める。
ドアが開く。

、、、鍵、かけているはずなんですが。

侵入者が台所の前に佇む。

、、、万事休す。

「○○さん?」

警官が口を開く。

意識が飛びそうになる中、いったい何の容疑なのか
必死で頭を働かせる。

、、、思い当たる節がありすぎなんですが。

とりあえず、観念モード。

「○○さんなのね?証明できるものはある?」

免許を提示して、本人確認。

「実はね、昨日からお宅の部屋の入口に鍵がかかりっ放しで
それを心配した人が通報してくれたわけ。」

、、、原因判明。

撤退する警官と管理会社の方に、平謝り。
自分の愚かさと、世間の暖かさを垣間見た一日。

ぼちぼち生きてます。

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