空虚

イデオロギーについて徒然。

オバマのプラハ演説で「イデオロギーの空虚さ」に言及してたが
ちょっとだけ引っかかったので、一言。

以前なら、オバマの言及に100%同意していたはず。
しかし今は、フチークの本を読んだせいもあるかもしれないが
イデオロギーを簡単に空虚と言い切ってしまうことに
ちょっと待ってよと思う自分。

寄って立つものがあることは、人間にとって大切なこと。
イデオロギーもそのひとつ。
それを空虚と切り捨てるのは、乱暴な態度ではないだろうか。

もちろん、それはイデオロギーにも大切な前提があった上での話。
それは、相手の意見を尊重すること、自分の意見を押しつけないこと。
この土台を踏まえたイデオロギーは、強靱な精神を人に宿すだろう。
イデオロギーがあったからこそ、フチークは拷問にも死にも屈しなかった。

もちろん、抑圧的な機能をはたしてきたイデオロギーが空虚なのであって
オバマがイデオロギー全般を空虚と言っているわけではないのは
演説の前後の文脈からも明白。

そうは思いつつも、ちょっと引っかかったので。

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