オバマ米大統領エジプト演説、イスラム世界との「新たな始まり」を

前政権のおかげで、亀裂が一層広がった感のある米国とイスラム社会。
イスラム教の流れも汲むオバマ大統領だけに
どのような内容になるか、興味津々で聴き入るが
ようつべでも、1時間近くにも及ぶ聞き応えのある演説。
ここでは、演説の中で気になった点をいくつか。

演説のなかで、西欧とイスラムの間にある敵意を拭い去るために
「相互尊重」と「相互利益」という二つの原則を特に強調している。

これらが国際社会でどこまで通用するかは分からない。
しかし、この二つの原則無しで、硬直化した関係を修復することは不可能である。
そして、これらの原則は単に国家間関係だけではなく
人間関係にも当てはまる、大切な基本原則である。
この二つを外交政策の原則として表明したことは
新たな始まりにとっても、非常に重要な一歩である。

テロとの戦いの中で、気になったのは
アフガンに軍を駐留するつもりも軍事基地を求めるつもりもなく
紛争を継続するのは、アメリカにとって多大な負担であり
凶暴な過激主義者たちがアフガンやパキスタンからいなくなれば
アメリカ軍は撤退することを明言していること。

この部分、色々な解釈が可能だが
過激主義者たちに対して落としどころを提示したと見ることも可能だろう。

そして、紛争を見る際の、大切な原則を提示。

But if we see this conflict only from one side or the other, then we will be blind to the truth.

この原則、ぜひ対テロ戦争についても同様にあてはめて欲しい。

There is also one rule that lies at the heart of every religion – that we do unto others as we would have them do unto us.

この原則こそ、「相互尊重」の根幹であろう。

President Obama Speaks to the Muslim World from Cairo, Egypt
Text: Obama’s Speech in Cairo

ぼちぼち生きてます。

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